第4回粉体技術における工業晶析国際シンポジウム
「晶析現象を考慮した晶析プロセス設計とアジアのトピックス」


晶析分科会では、晶析現象を考慮した晶析装置設計とプロセス設計に焦点をおいたシンポジウムを2002年から開催してきました。
今回は、第4回を向かえるにあたり新企画としてアジア諸国の晶析プロセスに関する最新トピックスをとりあげることとし、中国および韓国より、気鋭の研究者を招聘し、国際シンポジウムを開催いたします。
欧米での晶析研究の現状は、ISIC17(第17回国際工業晶析シンポジウム、
於:マーストリヒト)などに参加すれば明解でありますが、アジア諸国での晶析研究はどのような現状なのでしょうか?本シンポジウムでは、中国をはじめとする化学工学の状況を把握するよい機会であると考えます。
我が国の粉体工学や化学工学の将来像を考える上で、アジア諸国の経済的な発展を視野に入れることが重要といえるでしょう。一方で、欧米諸国の最先端技術との調和も重要であり、日本はその中間にあって両方の情報を共有する要所にあると考えています。技術の国際交流を通じて日本が果たすべき役割は大であり、特に晶析工学においては、晶析現象を把握することとそれを考慮したスケールアップなど化学工学的な取り扱いが必須であり、発展著しいアジア諸国への情報提供と情報収集が肝要であると考えています。第4回工業晶析国際シンポジウムは、例年通り、東京粉体工業展POWTEX TOKYO 2008と併催することとし、以下の通りの日程にて開催いたしますので、多数のご参加を期待しています。

[概要]

主催: 社団法人日本粉体工業技術協会晶析分科会
協賛: 日本海水学会
粉体工学会晶析による微粒子生成と機能化研究会
日本無機薬品協会
千葉工業大学社会連携研究プロジェクト
「千葉県地下かん水より産出する資源の高度利用」
千葉工業大学物質科学フォーラム
日時: 2008年10月27日(月)13:00-18:15(技術交流会18:15-19:30)
場所: 千葉工業大学 津田沼キャンパス 7号館7402教室
〒275-0016 習志野市津田沼2-17-1 TEL: 047-475-2111
JR総武線津田沼駅南口下車 徒歩1分、(東京駅から快速で28分)
参加費(消費税込) : 7,000円(主催協賛会員)、10,000円(一般)、3,000円(学生)

※必要事項(お名前・貴社名・会員区分・所属部署名・所在地・ お電話番号・e-mail・参加区分(講義・技術交流会)・ 参加費支払い方法(当日or振込))を代表幹事宛にメールでお知らせください。
晶析分科会 代表幹事 山崎康夫 info@crystallization.org
申込み締切日 : 10月22日(水)

[プログラム]

13:00-13:10
開会挨拶 : 山崎康夫(晶析分科会代表幹事)
13:10-14:00
Size matters: computer-aided design and scale-up of crystallization processes : Hongyuan Wei(天津大学 教授)
14:00-14:50
Control of polymorphs in crystallization process : Kwang-Joo Kim (Hanbat National University教授)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:50
Crystallization modeling based on nucleation and growth phenomena in the case of Surface crystallization : 白川善幸(同志社大学)
15:50-16:40
塩化ナトリウムの懸濁微結晶の付着が結晶成長速度に 及ぼす影響について : 正岡功士(海水総合研究所)
16:40-17:30
Reactive crystallization for the effective utilization of resources in sea water : 柘植秀樹(慶応義塾大学名誉教授)
17:30-18:15
パネルディスカッション
18:15-19:30
技術交流会