第44回粉体技術専門講座
「基礎から学ぶ「実用・晶析技術」 -装置設計理論と演習、晶析装置内現象を考慮した設計指針-」

[概要]

本専門講座は、晶析の初学者を対象とした、入門コースとして2005年に開催された講習会の続編です。テキストとソフトウエアの内容を全面的に見直して、はじめての方はもちろん前回の参加者にも有益な内容となっています。
前回講座のアンケート結果では、パソコンを用いた演習の時間が不足していたという指摘が多いようです。そこで、今回は、申し込みされた方には、10月中旬以降、資料と課題を前送し、課題を解くなど予習してから参加していただくことにしました。
晶析プロセスは、装置内が非平衡状態で、その過飽和度によって影響される現象が、核発生現象や成長現象など複数の非線形現象であることを特徴としています。相図、過飽和度、攪拌、核化、成長、粒径分布といった基礎的な知識の上に、結晶形状、多形に対しても注意しなければなりません。そのため、操作因子が多すぎて解析できないと考えられがちです。
しかし、ごく簡単なモデルを仮定すると、表計算ソフトウエア上であっさり計算することができます。装置設計理論は、この複雑な現象を整理・簡略化して容易に検討することができるのです。そこで今回も演習に時間をかけたいと思います。
晶析は、機能性の固体を生成する操作として、医薬・バイオ・ナノテクノロジーなど最先端の粉体技術の一つとして注目され、化学品の80%は何らかの工程で晶析と関係しているといわれています。
本専門講座の対象者は、初心者から化学のエキスパートまで幅広く、職場での実用はもちろん、職場内教育にも応用していただけるでしょう。

日時: 2007年11月15日(木)~16日(金) 15日(木) 13:00~17:00、16日(金) 9:30~16:30 (全2日間コース)
場所: アルカディア市ヶ谷(私学会館)7階 琴平
参加費: 40,000円(会員)、 50,000円(一般)、 20,000円(学生)
申込締切: 平成19年11月7日(水)
申込先:(社)日本粉体工業技術協会 本部
http://www.appie.or.jp/event/seminar/index.html Email:iuchi@appie.or.jp FAX:075-354-3581
※参加お申込みはホームページからお願いします。または、参加申込書をFAXでお送りください。参加申込書はを詳細ボタンよりダウンロードできます。
問合せ先:(社)日本粉体工業技術協会 晶析分科会 代表幹事 山崎康夫
Email: info@crystallization.org

[プログラム]
2007年11月15日(木)

13:00~15:00
[演習]パソコンを用いた晶析装置設計理論の演習
日本化学工業株式会社 山崎康夫氏
15:15~16:45
[講義]晶析プロセス設計理論-多形制御・回分晶析・反応晶析のための設計定数の考え方
富山大学地域共同開発センター 教授 城石昭弘氏

2007年11月16日(金)

9:30~11:00
[講義]アミノ酸製造における晶析技術
千葉工業大学工学部生命環境科学科 川喜田哲哉氏
11:10~12:10
[演習]晶析装置における結晶懸濁密度および粒径分布のインライン測定
財団法人塩事業センター 長谷川正巳氏
13:10~14:40
[演習]晶析と結晶成長-結晶成長速度測定法と演習
味の素株式会社 長谷川和宏氏
14:50~16:20
[演習]結晶形態・多形を作りこむための晶析操作指針
東京農工大学大学院生物システム応用科学府 准教授 滝山博志氏